抗うつタイプの自律神経失調症

抗うつタイプの自律神経失調症

自律神経失調症の精神症状として最も起こりやすいのが軽度のうつ症状です。これは軽い身体症状と伴って発生することでことさら強く感じる場合もありますが、いずれにせよ無気力感や漠然とした将来への不安、先行きの見えない閉塞感などを感じ塞ぎこんでしまいがちになります。

 

このタイプの自律神経失調症は、ストレスによって発症に引き金になるのと同時に、症状によるうつ状態が新たなストレスを生み、それがさらなる自律神経の失調を呼び症状が悪化する…と言った悪循環に陥りやすいのが特徴であり、中々その悪循環から抜け出しにくいのが難しいところです。

 

自律神経失調症によるうつ症状が出やすいタイプは、うつ病の典型的な人物像と合致する部分が多く、責任感が強く一人で背負い込んでしまいがちな人、真面目で几帳面でともすればやや完璧主義の嫌いがある人などに好発します。

 

このような性格の人がちょっとした環境の変化によってホルモンバランスが崩れたりし、自律神経失調症を発症してしまうと抗うつタイプの自律神経失調症となってしまうことが多いのです。

 

先に述べたように抗うつタイプの自律神経失調症の発症しやすい人物像はうつ病を発症しやすい人物像とかなり重なる部分が大きいです。

 

従って、うつ病との区別を付ける意味でも、前述のような精神症状を感じた場合は軽視せずにすぐに病院で見てもらい、診断をつけてもらうことが重要となります。